なんばパークスシネマにて

a0187766_01471312.jpg


大阪までの出張中、
なんばパークスシネマにて
マーティン・スコセッシ最新作
「沈黙ーサイレンスー」を観ました。

先日のアカデミー賞ノミネートには
撮影賞のみで主要部門ではすっかり無視され
やや肩透かしの感が否めないですね。
日本の隠れキリシタンの話というのが
アカデミー会員にとってピンと
来なかったのかもしれないが
この映画自体はとてもいい映画でした。

俳優のほとんどは日本人で
イッセー尾形、窪塚洋介、浅野忠信、塚本晋也、
そのほか多数の日本人俳優が出ていました。
オーディションから
この神様(スコセッシ)の
お眼鏡に適っただけあって
気合が入った演技、
素晴らしい仕事をしていました。

注目の弾圧の描写は
巷で言われているほど残酷ではなく
弾圧の手段としての拷問を
自分でも調べてみましたが
映画では割と忠実に再現しています。
劇中、その見せ方としては
メル・ギブソン監督や
イーライ・ロス監督の
「モンド度数」に比べると
あっさり表現でそれほどグロくないです。

スコセッシは
かつて神学校に進んで
聖職者を志していたのだけど、
その後、自分には無理と判断し
あきらめたことは聞いたことがありました。
その彼がこの映画で
宗教に対する裏切りの行為を描いたことに
私では計り知れない重さが
あるのだと察します。

宗教とは何か?
はたまた宗教に限らず
信じているものを全うすることの意味とは?
寛容な精神が求められている現代社会にとって
重要な作品のような気がします。










展覧会情報
2月4日~13日
個展
コホロ(大阪淀屋橋)







[PR]
# by teruiso | 2017-02-12 02:11

個展(2/4-13)

a0187766_01342209.jpg
2月4日より大阪淀屋橋のコホロにて
個展が始まります。
新作、定番の作品、色々あります。

毎回、微妙に焼き上がりが違う
フチサビシリーズも今回の出来は
気に入っています。

写真左のリム深鉢は
先日、恵比寿で出会った
19世紀のガラスの器に魅了されて
白磁で写したものです。
リムがゆったりと揺らぎながら
縁取っています。
そのガラスの器は
昔の大量生産品
にもかかわらず器自体、今でも
活き活きとしていて
いいかげんな感じが
良い加減でした。





展覧会情報
2月4日~13日
個展
コホロ(大阪淀屋橋)












[PR]
# by teruiso | 2017-02-02 01:54

東京都写真美術館にて

a0187766_00513042.jpg
東京都写真美術館にて
タイの映画監督
アピチャッポン・ウィーラセタクンの
個展を観ました。
彼の名前をご存じではない方も
6年前にカンヌでパルム・ドールを獲った
「ブンミおじさんの森」の監督といえば
おわかりだと思います。

展覧会のタイトルは「亡霊たち」。
彼がレンズで捉え、音をつけた映像には
何かはっきりわからない気配のようなものが
漂っていて、大昔の宗教のような
畏怖の対象である気がしました。
タイトルでもある、亡霊たちは
単に「怪怪奇奇」なものではなく
捉えどころのない「何か」、
それは私たちの周りにも
常に存在しているモノであって
「さあ皆さんも気(感覚)を
そちらの世界に傾けてみよう」と
促しているようでした。






展覧会情報
2月4日~13日
個展
コホロ(大阪淀屋橋)










[PR]
# by teruiso | 2017-01-25 01:19

ロストイントランスレーション

a0187766_00433398.jpg
今回のレクサスの企画では
上京するたび、品川プリンスホテルに
宿泊していました。
普段は新宿の安いビジネスホテルばかり
利用しているので違和感があります。
そんな時は必ず
ソフィア・コッポラ監督の
「ロスト・イン・トランスレーション」を
思い出します。
あれはグランドハイアットでしたね。





展覧会情報
2月4日~13日
個展
コホロ(大阪淀屋橋)











[PR]
# by teruiso | 2017-01-25 00:49

再会の時

a0187766_00264033.jpg
資生堂ギャラリーの数軒隣に
銀座黒田陶苑があります。
ウィンドウには鯉江良二の
「のべ皿」が飾られていました。
この皿は磁器で作られています。

私が鯉江工房を卒業して
もう20年ほど経とうとしています。
鯉江作品のとの出会いは
この「のべ皿」でした。
大学3年の時、
将来何に進むか迷っていました。
有田で磁器の仕事に就くことにも
興味が持てず、まずは日本の陶芸を
知ろうと、3年の秋にバイクで各地を
旅しました。
しかしながらガイド本に
工房見学が可能と書かれた
窯元をどれだけ巡っても
ピンと来ない・・・。
そして、たまたま立ち寄ったギャラリーで
鯉江良二の作品と出会うのでした。

磁器といえば
有田焼しか知らない私には
この「のべ皿」が磁器でできていることを
直ぐには信じられませんでした。
明らかに別のモノ、
まるで生きている物体でした。
嗚呼、のべ皿!








展覧会情報
2月4日~13日
個展
コホロ(大阪淀屋橋)











[PR]
# by teruiso | 2017-01-25 00:40